学校支援地域本部事業の概要
平成29年度は、県内15市町、49本部が国補助事業で実施されました。
事業の目的は何ですか?
原則として中学校区ごとに「学校支援地域本部」を設置し、地域住民がボランティアとして学校の教育活動に参加することにより、地域全体で学校教育を支援する体制づくりを推進し、学校の教育活動の充実及び地域の教育力向上を図ることを目的にしています。
どのような成果がありますか?
地域住民による登下校時の安全確保や教科の学習指導補助、調理や書道の実技指導など、様々な支援活動が行われるなど効果的な実践がなされた結果、学校では、教師が子どもと向き合う時間の確保や学習活動の充実が図られ、また地域の方々とふれ合うことで、子どもたちの地域への愛着が深まるとともに社会性が高まるといった成果も得られています。
学校支援地域本部はどうして必要なのですか?
子どもの教育は、家庭、学校、地域がそれぞれの役割を果たし、連携しながら担っていくことが重要です。しかしながら、社会からの様々な要請により、学校は多くの役割を担うようになってきています。そのため、地域や家庭が連携協力して学校を支えることは、学校の教育活動をより効果的に推進することにつながります。そこで、学校・家庭・地域の連携協力によって、地域ぐるみで子どもを育てる体制を整えるために、学校支援地域本部を設置するものです。
どんなボランティア活動をするのですか?
学校から要請のあったボランティア活動をしていただくことになりますが、例えば・・・
- 授業等における学習支援(プリントのまるつけや調理実習の補助等)
- 部活動の指導(運動部・文化部活動の指導者の補助等)
- 環境整備(校舎や校庭の整備、花の苗作り等)
- 子どもの安全確保(登下校時における通学路の安全指導、遠足時の安全指導等)
- 学校行事等の開催(運動会の会場設営の補助、学習発表会の運営の補助等)などが考えられます。
ボランティア活動は、専門性の必要なものから誰にでもできるものまで様々ですが、地域住民一人一人が、できる範囲で取り組むものです。