魚食

1.活動の概要

有明小学校では、一昨年度より串間漁業協同組合や地域の方々の協力を得て、くしま学（総合的な学習の時間）の時間に身近にある串間の漁業について学習してきた。

漁協の方に水揚げや競り、そして流通等について説明を受けた後に、実際に水揚げされた魚を使っての調理実習を行った。

魚を使った調理では学級担任が児童一人一人に十分対応できないために、学習支援ボランティアの方々の協力をいただいた。

ボランティアは、地域の住民や保護者の方々が中心である。

コーディネーターを中心に関係機関との連絡・調整を行うとともに学習支援ボランティア協力の呼びかけを行った。

授業前には、学校およびボランティアとの打ち合わせシートを活用し活動内容やねらいを知らせるとともに、学校からの要望等も伝えた。

ボランティアには活動終了後に、気になる点を所定の用紙に記入していただき、学校と教師、コーディネーターが情報を共有することにした。

これまで身近にあってもなかなか取り上げることがなかった学習内容であったが、児童はもちろん、魚の消費拡大等、串間市漁業協同組合のニーズにも十分応えることができた活動となった。児童も、実際に魚をさばき、調理をしたことで充実した学習となった。

ボランティアの方々も、「また子どもたちと一緒に活動ができるとうれしい。」との感想を寄せてくれた。

調理した「魚丼」は、地域や保護者の方々と試食し、充実した時間を共有することができた。