4.現状と課題
7.同和問題
(1)現状と課題
我が国では、国際化の進展に伴い、全国的に在留する外国人が増加し、その国籍も多様化する傾向にあります。
このため、言語や習慣、文化の違いにより相互理解が十分でないなどの理由で様々な問題が発生しています。
このような中、国籍、民族、文化、価値観などの異なる人々が、互いを理解し、尊重しながら共に生きていける「多文化共生社会」づくりを推進することなどを目的として、宮崎県では、平成17年に「宮崎県国際化推進プラン」を策定しました。
今後は、このプランを基本として、外国人の人権を擁護し多文化共生社会を実現するために、国際交流・協力団体等と連携しながら、外国の文化や習慣等についての正しい理解を深め、国際親善、国際協力の精神を培う教育を推進することが求められています。
(2)指導の在り方及び配慮事項
社会教育においては、国際社会に生きる人々が、外国人や外国の文化に親しみをもち、正しく理解し、共によりよい社会を形成していこうとする態度の育成が求められます。
そのため、国際化の著しい進展を踏まえ、異なる習慣・文化、価値観をもった人々と共に生きることの大切さを理解する必要があります。
指導においては、以下の点に配慮することが必要です。
- 外国人が日本で暮らしている社会的背景及び関係する国の歴史や文化・習慣について理解が深まるような学習を推進する。
- 国際化の著しい進展を踏まえ、異文化を尊重する態度や異なる習慣・文化をもった人々と共に生きていく態度を育成する。